2年生(春学期 電磁気学同演習履修)の皆さんへ
まずは,進級おめでとうございます.早速4月12日より,春学期の必修科目,「電磁気学同演習」が始まります.1年生で履修した電磁気学(物理学B, 物理学D)の復習から始め,Maxwellの方程式を完全に理解するまでに授業をすすめていきます.
本授業は,最初の3回は「指定のテキスト : 工学・物理のための基礎ベクトル解析,コロナ社,畑山明聖,櫻林徹 著」を用いますので,購入した上で,授業に持参して下さい.その後は,プリントを用いて進めますが,そのプリントは,keio.jpから,皆さん各自でダウンロードし,印刷した上で,授業に持参してほしいと思います.この授業の後半は,演習問題を解く時間に充てます.プリント内にある演習問題から選択して,解答してもらい,最後に提出してもらう形を取ります.初日から,教科書が無いと,演習の際に支障を来しますので,早めに準備をしておいてほしいと思います.
3年生春学期科目 フォトニクス履修予定の皆さんへ
2019年度から,あらたにフォトニクスを担当することになりました.2年生の秋学期科目 オプティクスを履修した人には是非とも続けて履修し,光についての理解を深めてもらいたいと思います.また,オプティクスを履修していない人でも,できるだけ分かるように授業を進めていきます.教材としては,プリント類などを適宜配布しながら授業をすすめます.第2クォータの開講です.
3年生の皆さんへ
進級おめでとうございます.石榑研究室は,この3月より,16期生を迎え入れ,2019年度の研究活動を開始しています.2018年度より毎年,1名ずつ企業に務めながら博士課程に在籍する社会人ドクターも加わるようになり,2019年度もあらたに1名を新たに迎え入れることになりました.また9月には,現在のD3のラッセルさんと同郷のモンダルさんの入学が予定されています.
ここ数年,研究室での成果が国際的にも評価され始めていますが,石榑研究室では,研究室に所属する各メンバーが挙げた成果は,その研究に携わった本人が学会・国際会議・論文投稿の場で発表をしていってもらう方針をとっています.
国際会議
昨年度(2018年度)は,5月にはD1の森本さんが68th IEEE Electronic Components and Packaging Technology Conferenece (ECTC2017) (於 : サンディエゴ)にてポスター発表を行いました.このECTCは,論文採択率が50%ほどでありとても権威の有る国際会議です.さらに11月には,IEEE CPMT Symposium Japan (ICSJ2018)(於:京都)にて当時,M2の中崎さん,中山君,丸島さん,幡井君が口頭発表を,D3 ラッセルさん,D2 森本さん,M2 中村君,藤原君がECRセッションにてのポスター発表を行いました.さらに12月には,ロンドンで開催された記念すべき第1回目のIEEE British and Irish Conference on Optics and Photonics (BiCOP)にて,当時M2の中崎さん,中村君,幡井君がポスター発表しました.このBiCOPは,ニュートンやマクスウェルが論文発表したとされる,非常に荘厳なThe Royal Societyにて行われました.
この後2019年度も,11月京都開催のICSJなど,国際会議で研究室メンバーの発表を予定しています.
学術論文
学術論文誌についてですが,2017年度M2 伊達さんの「モスキート法により作製するポリマー光導波路中のコア位置の高精度制御」に関する研究成果をOptics Express誌に投稿し,採択されるに至っています.またD2の森本さんが「45度ミラーを介した高効率光結合を実現するポリマー光導波路設計」に関する研究成果をOptics Express誌に投稿し,採択されるに至っています.
受賞
国内では,電子情報通信学会,エレクトロニクス実装学会を中心に,研究室のメンバーが多数発表を行なっています.その結果,2018年7月に行われた電子情報通信学会光エレクトロニクス研究会で,D2の森本祥江さんが発表した論文に対して学生優秀研究賞を受賞しました.この賞は,2014年度に三谷さんが受賞して以来,5年連続で石榑研究室のメンバーが受賞しています.
2018年11月,京都にて開催された国際シンポジウムIEEE CPMT Symposium JAPAN (ICSJ)では,石榑研究室のメンバーが複数の受賞をすることが出来ました.当時M2(現D1)の幡井さんがYoung Researcher Awardを,D2の森本さん,当時M2の中村君がECR Session Awardをダブル受賞しました!森本さんは,1年間で2受賞となりました!!
さらに2018年12月,ロンドンのRoyal Societyで開催されたIEEE the 1st British and Irish Conference on Optics and Photonics (IEEE BiCOP)にて,当時M2(現D1)の幡井さんがポスター発表し,Best Poster Awardを受賞しました!
また,同じく2017年度M1(現D1)の幡井さんが,2018年3月,東京理科大学にて行われたエレクトロニクス実装学会講演大会にて「屈折率分布型ポリマー光導波路のマルチモードファイバ―光源間結合素子への応用」と題する論文を発表し,2019年3月の第33回エレクトロニクス実装学会春季講演大会(於 : 拓殖大学)にて研究奨励賞を受賞しました.幡井さんは1年間で3度,受賞しています.
共同研究
2010年度から,企業との共同研究を活発化させており,インターンとして企業に通いながら研究を進めてもらったり,企業の設備を使わせていただきながら研究を進めてもらっています.企業との共同研究には,研究室メンバーである学生の皆にも直接関わってもらっています.石榑研究室での研究の成果を,より実用に近づけるためにも,今年度もさらに共同研究を加速していきます.そのため,どちらかと言えば,基礎研究というよりも応用研究に近い研究テーマが多いのが石榑研究室の特徴です.その様な研究活動を日々行っている石榑研究室の様子を見てみたい,と思ったら是非,いつでも見学にいらしてください.
石榑研では,随時,研究室の見学を受け付けています.
質問,見学希望などは,メールにて
ishigure[at]keio.jp([at]を@マークに変えてください。)
2019年4月